2026年7月18日(土)、19日(日)、富士スピードウェイにてKYOJO CUP Round.2が開催された。フォーミュラカーを用いた女性ドライバーたちによるイコールコンディションでの真剣勝負は、今季も富士スピードウェイを舞台に全5大会の開催。Round.1で圧倒的な存在感を見せたのは、#39 富下李央菜選手(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)。公式予選、スプリント、そしてFinalとすべてでトップフィニッシュを果たし、2026年シーズンの開幕ラウンドを最高の形で締めくくった。

約2ヶ月弱のインターバルを置いて行われた今大会最大の注目点となったのが、スタート方式の変更。昨年のフォーミュラカテゴリーへの車輌変更と同時に昨シーズンおよび今シーズンの開幕大会まではローリングスタート方式が採用されていたが、今大会からついにスタンディングスタート方式へと変更されることとなった。(KYOJO CUPとしては24年のVITA-01車輌時代以来のスタンディングスタート) スタート方式の変更が勢力図の変化を生むのか。開幕戦の勢いそのままに富下選手が勝利を飾るのか。#86 下野璃央選手(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)、#36 斎藤愛未選手(SCS TOM’S KYOJO KC-MG01)、#7 翁長実希選手(nat KDDP KC-MG01)、#18 三浦愛選手(Team ReFa KC-MG01)ら歴代チャンピオンが待ったをかけるのか、国内最高峰のレースである全日本スーパーフォーミュラ選手権との同時開催ということもあり、レースウィーク3日間で5万6000人の観衆が詰めかける中、女性ドライバーたちによる熱き戦いに注目が集まった。

■公式予選 / Sprint "斎藤愛未が予選PP獲得!! Sprintでは三浦愛が勝利を飾る"
18日 土曜日に行われた公式予選。朝から降り続いた雨は止んだものの上空は曇り空。路面は急速に乾いたものの、ウェットパッチが残る難しいコンディションとなった。ウェット宣言が出され、全車ウェットタイヤを装着し争われた。ポールポジションを獲得したのは、#36 斎藤選手。2番手には僅か0.021秒差で#7 翁長選手、3番手に0.066秒差で#18 三浦選手と続いた。開幕戦を制覇した#39 富下選手は4番手につけた。
午後に行なわれた10周のKYOJOスプリント。3番手スタートからホールショットを奪った#18 三浦選手が終始レースをリード。序盤は#36 斎藤選手と激しい首位争いを繰り広げ、中盤は順位を2番手まで上げた#39 富下選手が徐々に#18 三浦選手との間合いを詰める展開。残り2周となった1コーナーで#39 富下選手がオーバーテイクを試みるも接触、スピン。#39 富下選手は13番手までポジションを落とすこととなったが、#18 三浦選手はそのまま首位をキープ。ラストラップでの#36 斎藤選手との激しい首位争いを制し、#18 三浦選手がトップチェッカーを受けた。2位#36 斎藤選手、3位には#38 佐藤こころ選手(OPTIMUS CERUMO・INGING KC-MG01)が入った。
■Final "斎藤愛未が2シーズンぶりの勝利を飾る!!"
迎えた翌日のKYOJO Final。天候は曇り、前日とは打って変わり路面はドライ。15周で争われる開幕戦のメインレースは、前日のスプリント結果をもとにグリッドが決定され、スプリントを制した#18 三浦選手がポールポジションからスタート。以下、#36 斎藤選手、#38 佐藤選手のスターティングオーダーとなった。ホールショットを奪ったのは、#18 三浦選手、2番手に#36 斎藤選手、3番手#38 佐藤選手の順でオープニングラップを終える。後方4番手には#86 下野選手がポジションを上げてきた。トップ3争いはほぼ五角のページで等間隔でラップを重ね、4番手以下を引き離す展開に。2位の#36 斎藤選手はファステストラップを重ね、4周目の1コーナーで#18 三浦選手をオーバーテイクを試みるも、続くコカ・コーラコーナーで#18 三浦選手が再びポジションを取り戻す。ポジションを再び2番手に落とした#36 斎藤選手はダンロップコーナーで#38 佐藤選手にオーバーテイクを許したものの、5周目の1コーナーで再び#36 斎藤選手が2番手を取り返す。その後方では、#7 翁長選手がポジションを4番手に上げ、3番手争いに加わり迎えた6周目の1コーナーで3番手に浮上。#38 佐藤選手は4番手にドロップ。一方首位争いは、8周目の1コーナーで再び#36 斎藤選手が#18 三浦選手をオーバーテイク。今大会、幾度も#18 三浦選手へオーバーテイクを試みるもオーバーテイクに至っていなかった#36 斎藤選手だったがついに先頭に躍り出た。一方、後方では、ダンロップコーナーで3番手#7 翁長選手が2位#18 三浦選手をオーバーテイクするも、ダンロップコーナー立ち上がりでコースアウトし、再び3番手にドロップ。その後方では11周目、1コーナーで5番手を争っていた#10ジョアンヌ・チコンテ選手と#86 下野選手が接触。後方7番手を走行していた#8 佐々木選手も巻き込まれ、#86 下野選手と#8 佐々木選手はマシンが止めたことでセーフティーカーが導入された。レースはそのままセーフティーカー先導のままフィニッシュし、#36 斎藤選手が2シーズンぶり、フォーミュラ車輌導入後は初めての勝利を飾った。2位でフィニッシュした#18 三浦選手は、他車への走路外押し出し行為の5秒ペナルティにより13位へ降格。2位には#7 翁長選手、3位には#38 佐藤選手が入った。


Round.2 Final 優勝 #36 斎藤愛未選手(コメント)
「これまでの優勝の中で1番嬉しいです。色々な方にオーバーテイクの方法について意見を聞き、実践した成果が出た。周りも努力して速くなると思うので私も努力をしてもっと速く走れるよう、チャンピオンになれるよう頑張ります。」
■RACING-DRIVER.JP掲載選手の活躍
開幕ラウンドに続き厳しいレースとなったが、随所で勝負強さを見せた下野選手。次戦での雪辱を誓う。
下野 璃央 選手 RACING-DRIVER.JP公式ページ
https://www.racing-driver.jp/rio-shimono/

Sprintで8位フィニッシュ、Finalは7位を走行していた佐々木選手だったが不運な接触によりリタイアに終わった。
佐々木 藍咲選手 RACING-DRIVER.JP公式ページ
https://www.racing-driver.jp/rami-sasaki/

厳しいレース展開の中でも確実な進歩を続ける岩岡選手。次戦での活躍に期待が集まる。
岩岡 万梨恵選手 RACING-DRIVER.JP公式ページ
https://www.racing-driver.jp/marie-iwaoka/

トップ10フィニッシュを果たした白石選手。今シーズン初となる貴重な1ポイントを獲得した。
白石いつも選手 RACING-DRIVER.JP公式ページ
https://www.racing-driver.jp/itsumo-shiraishi/

開幕戦ではポイント獲得とならなかった金本きれい選手は、9位フィニッシュで今シーズン初ポイントを獲得した。
金本きれい選手 RACING-DRIVER.JP公式ページ
https://www.racing-driver.jp/kilei-kanemoto/

大注目のルーキー松井沙麗選手。デビュー戦となった前戦のFinal9位を上回る8位フィニッシュを果たす。
松井 沙麗 選手 RACING-DRIVER.JP公式ページ
https://www.racing-driver.jp/sara-matsui/

Sprintではトップ争いを繰り広げるも接触により13位フィニッシュとなった富下選手。Finalでは、5位までポジションを戻し貴重なポイントを獲得した。
富下 李央菜 選手 RACING-DRIVER.JP オフィシャルページ
https://www.racing-driver.jp/riona-tomishita/

Sprint、Finalともに3位フィニッシュを果たした佐藤こころ選手。悲願の初優勝は目前か。
佐藤 こころ 選手 RACING-DRIVER.JP公式ページ
racing-driver.jp/kokoro-sato/

開幕戦では富下李央菜選手が圧倒的な強さを見せた一方、今大会では#36 斎藤選手や#18 三浦選手をはじめとした歴代チャンピオン勢が優勝を争う展開となった。ポイントランキングでは、#36 斎藤選手が47ptで首位に立ち、8ポイント差で#39 富下選手、#10 ジョアンヌ・チコンテ選手が36ptで3位につけるなど、ランキングが変動する結果となった。次戦のRound.3は、9月5日(土)、6日(日)にインタープロトシリーズと同時開催される。
トップ3選手へのインタビュー動画はRACING-DRIVER.JP オフィシャルX、Instagramよりご覧ください。
https://www.instagram.com/racingdriver.jp/
https://x.com/racingdriver_jp
KYOJO CUPオフィシャルサイト
https://kyojocup.jp/
Round.2 公式予選 動画
https://www.youtube.com/watch?v=JzCZcQBxsWk
Round.2 Sprint 動画
https://www.youtube.com/live/qGB6K6zTAuo
Round.2 Final 動画
https://youtube.com/live/2-bfTq8yVvk

