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RACING-DRIVER.JP編集部
2026.06.29

2026 全日本カート選手権OK部門に新たな勝者。元田心絆が第5戦・第6戦を初優勝から連勝で制し、主役に名乗りを上げる

2026年6月28日(日)、栃木県・モビリティリゾートもてぎ 北ショートコースにて、GPR KARTING SERIES 全日本カート選手権 OK部門 第5戦・第6戦が開催された。

4月の開幕大会以来、今季2度目のもてぎ開催となった今大会。開幕ラウンドではOK部門デビューイヤーの松居寿來選手(K.SPEED WIN)が第1戦・第2戦を連勝し、続く鈴鹿大会の第3戦でも勝利。開幕から3連勝という鮮烈なスタートを切った。一方で、第4戦は皆木駿輔選手(K.SPEED WIN Drago CORSE)が松居選手の連勝を止める今季初優勝を飾った。

迎えた第5戦・第6戦の舞台は、再びモビリティリゾートもてぎ。開幕大会とは異なり、決勝日当日は1日を通して雨が絡む難しいコンディションとなり、OK部門のトップドライバーたちはウェット路面での対応力、レースマネジメント、そして勝負どころでの冷静さを問われる一日となった。

タイムトライアル 第4戦勝利の勢いそのままに皆木駿輔がポールポジションを獲得
午前9時より行なわれた公式練習の後、5分のインターバルを挟んでタイムトライアルが行なわれた。セミウェットコンディションの中、行なわれたタイムトライアル。各ドライバーはドライタイヤ、ウェットタイヤの選択を迫られる難しい状況となった。各車序盤から走行を重ね、タイムアップを図る中、路面コンディションが徐々に回復。結果、セッション終盤にドライタイヤでアタックした皆木 駿輔選手(K.SPEED WIN Drago CORSE)が42.314でポールポジションを獲得。以下、ドライタイヤ着用の元田 心絆選手(YAMAHA MOTOR Formula Blue)、ウェットタイヤ着用の佐藤 蓮選手(Tony Kart R.T.J.)のトップ3となった。ポイントリーダーの松居 寿來選手(K.SPEED WIN)はまさかの10番手という結果になった。
予定されていたタイムトライアル上位ドライバーによるスーパーポールは雨天の為中止となり、タイムトライアルの結果が第5戦決勝のグリッド順となった。

第5戦決勝 元田心絆が雨のもてぎで最高峰カテゴリー初優勝。佐藤蓮、皆木駿輔が続く
タイムトライアル後から雨脚が強まり、第5戦決勝はフルウエットコンディションで22周のレースが行なわれた。皆木選手、元田選手は新品のウェットタイヤ、佐藤選手がタイムトライアルで使用したUSEDのウェットタイヤ。タイヤのライフがレース展開に違いを呼ぶのか注目が集まった。ホールショットを奪ったのは、ポールスタートの皆木選手。スタート直後の1コーナーでは佐藤選手が2番手に浮上し、元田選手は3番手にドロップする。4周目の最終コーナーで佐藤選手がトップに浮上すると、翌5周目の1コーナーでは元田選手が2番手へ。皆木選手は3番手にポジションを落とした。その後TOP3は、等間隔でレースが進むが、2番手の元田選手は、前を行く佐藤選手の走りを観察しながらペースアップを果たし、ファステストラップを刻み佐藤選手とのギャップを一気に詰めていく。そして14周目のヘアピンで元田選手が佐藤選手をオーバーテイクし、トップに浮上。トップ浮上後も元田選手は、ファステストラップを重ね、2番手の佐藤選手とのギャップを広げ独走状態に。レースは元田選手がそのまま逃げ切り国内最高峰カートカテゴリー初優勝を果たした。2位には佐藤選手、3番手には皆木選手が入った。

第6戦決勝 元田心絆が連勝。三村壮太郎が2位表彰台を獲得
15:30から行なわれた第6戦 決勝。スターティンググリッドは第5戦決勝のベストタイム順となり、ポールポジションからスタートするのは第5戦ウィナーの元田選手。 以下2番手佐藤選手、3番手皆木選手のオーダーとなった。小雨の降るフルウェットコンディションで26周のレースがスタート。スタート直後の2コーナーでトップに浮上したのは佐藤選手だった。ポールスタートの元田選手は2番手にドロップ。皆木選手は3番手をキープし、後方4番手には6番手スタートの三村 壮太郎選手(PAROLIN JAPAN)が浮上。トップ争いは、2周目のヘアピンで再び元田選手が首位に返り咲く。その後方3番手の皆木選手に三村選手が迫り、3周目の4コーナーで皆木選手をオーバーテイクし、3番手に浮上する。トップを走る元田選手は、ハイペースでラップを重ね、2番手の佐藤選手とのギャップを広げる。その佐藤選手の後方にはペースの良い三村選手が肉薄し、7周目の最終コーナーで三村選手が2番手に浮上。一方4番手にポジションをドロップした皆木選手は、徐々にペースを戻し3番手の佐藤選手に迫ると23周目のヘアピンでオーバーテイクを試みるもクロスラインで佐藤選手が再び前に出る。S字を立ち上がり迎えた最終コーナー。やや佐藤選手とのギャップがあったものの皆木選手は果敢に佐藤選手のインへ飛び込むも止まりきれずにコースアウト。佐藤選手が3番手を死守する。レースは終始独走状態でレースを支配した元田選手が制し、第5戦に続き連勝を飾った。2位には三村選手、3番手には佐藤選手が入った。

■RACING-DRIVER.JP掲載選手の活躍
第5戦8位、第6戦は9周でレースを終える悔しい結果となった手塚大雅選手。開幕大会でもてぎ表彰台を獲得しているだけに、次戦以降での巻き返しに期待が集まる。
手塚 大雅 選手 RACING-DRIVER.JP 公式ページ
https://www.racing-driver.jp/taiga-tezuka/

第6戦ではウェット路面の中で着実に順位を上げ6位入賞を果たした坂野 太絃 選手。
坂野 太絃 選手 RACING-DRIVER.JP 公式ページ
https://www.racing-driver.jp/taigen-sakano/

開幕3連勝でシーズン序盤を牽引してきた松居寿來選手は、2戦ともに7位フィニッシュ。表彰台を逃す結果となったがシリーズを見据え貴重なポイントを重ねた。
松居 寿來 選手 RACING-DRIVER.JP 公式ページ
https://www.racing-driver.jp/hisaki-matsui/

第5戦で5位、第6戦で2位表彰台を獲得した三村壮太郎選手。雨の地元もてぎで安定感ある走りを見せ大きな存在感を示した。
三村 壮太郎 選手 RACING-DRIVER.JP 公式ページ
https://www.racing-driver.jp/sotaro-mimura/

もてぎ大会総括
開幕3連勝を飾った松居寿來選手、前回鈴鹿大会でその連勝を止めた皆木駿輔選手に注目が集まる中、今大会で主役となったのは元田心絆選手だった。第5戦、第6戦ともにウェットコンディションの中、力強い走りを見せた元田選手が今大会を支配。2連勝という結果で、シリーズ中盤戦に向けて一気に流れを引き寄せた。

また、第6戦では三村壮太郎選手が2位表彰台を獲得。佐藤蓮選手も両レースで上位に入り、皆木選手も第5戦3位、第6戦5位と安定した結果を残した。一方、開幕から強さを見せてきた松居選手は両レース7位となり、シリーズ争いはさらに混戦の様相を見せ始めている。

開幕から勢いを見せた松居寿來選手、鈴鹿で流れを変えた皆木駿輔選手、そして雨のもてぎで初優勝から連勝を飾った元田心絆選手。2026年の全日本カート選手権 OK部門は、ますます目が離せない展開となってきた。
次戦の第7戦・第8戦は8月29日-30日、静岡県のオートパラダイス御殿場にて開催される。

GPR KARTING SERIES オフィシャルサイト
https://www.gpr-race.com/

2026 GPR KARTING SERIES 第5戦&第6戦 レース映像
https://www.youtube.com/watch?v=uTeW2RauHrc

Photo with @ora_maiggonen