2025年11月8日、9日 KYOJO CUP Round.5が開催された。2025年シーズンファイナルラウンドとなる今大会。前回大会で今シーズンのチャンピオンを決めた下野 璃央選手(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)に対し、各車がどれだけ接近できるか、そして下野選手の最終戦の勝利を阻止するドライバーが現れるか注目が集まった。
予選/Sprint
ドライコンディションで行われた8日 土曜日の予選、11月という気温・路面温度ともに夏場よりも大幅に下がったことや最終戦ということで各ドライバーのマシンへの適応・習熟度も大きくなった影響か、TOPから9番手までがコースレコードを記録する展開に。ポールポジションは下野選手が獲得、2位に斎藤愛未選手(BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01)、3位には翁長実希選手(Kids com KDDP KC-MG01)が入った。
気温13度曇り空のコンディションで迎えたSprint。オープニングラップで多重クラッシュが発生し、セーフティーカーが導入する波乱の展開。リスタート後は終始、下野選手が独走する展開でSprintを制覇。2番手にはオープニングラップでポジションを上げた翁長選手が入り、3番手は斎藤選手という結果になった。
Final
迎えた9日 日曜日のFinal。気温14度、予報通り雨が降るフルウェットコンディションとなり、各車ウェットコンディションへの適応能力が試されるレースとなった。
レースはセーフティーカー先導でのスタートとなり、3周目にグリーンフラッグ。ホールショットを奪ったのは、下野選手。2番手に翁長選手、そして3番手に斎藤選手。下野選手はスタートから2位以下を引き離し、1ラップ毎に1秒ずつ後続との差を広げレース中盤には6秒以上のギャップを開く。2位の翁長選手と3位の斎藤選手はコンマ5秒から1秒前後のギャップでレースが進むが、終盤は斎藤選手がペースを上げ、オーバーテイクを試みるもポジションは変わらず。
下野選手は最終的に2位の翁長選手に9.4秒のギャップを築く圧勝でファイナルラウンドを完全勝利。2位に翁長選手、3位に斎藤選手という結果になった。
優勝した下野 璃央 選手(Dr.Dry with Team IMPUL KC-MG01)
2位に入った翁長 実希 選手(Kids com KDDP KC-MG01)
3位に入った斎藤 愛未 選手(BigBoss W TOM’S KYOJO with AIWIN KC-MG01)
Round4.レース後 今シーズンを振り返ってのコメント
優勝 下野 璃央 選手
「全戦優勝でチャンピオンを獲るという目標が達成できなかったのは悔やまれますが、チャンピオンを獲得できてよかった。支えていただいた関係者・ファンの皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。KYOJO Formula初代チャンピオンとしてプライドをもってこれからもレースをしていきますので応援よろしくお願いします。」
下野 璃央 選手 RACING-DRIVER.JP オフィシャルページ
https://www.racing-driver.jp/rio-shimono/
2位 翁長 実希 選手
「シーズンを通してうまくいったこと、うまくいかなったこと色々と経験をしました。非常に悔しい状態で終わってしまったのですが、オフシーズンしっかり準備をして、また翁長実希らしい走りができるようまた戻ってきます。今シーズンのご声援ありがとうございました。」
3位 斎藤 愛未 選手
「フォーミュラの経験値がない中で挑んだシーズンで苦しい1年でしたが、まだまだレーサーとして成長できるということもわかったので今年の経験を糧に、シーズンを通して安定した成績を収められるよう更に努力をし続けますので引き続き応援の程よろしくお願いします。」
各選手のコメント動画はRACING-DRIVER.JPの公式SNSよりご覧ください
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シーズンが進むに連れ、尻上がりに調子を上げ、今シーズンポディウムフィニッシュも果たした佐々木 藍咲選手は表彰台まであと一歩の4位入賞
佐々木 藍咲選手 RACING-DRIVER.JP公式ページ
https://www.racing-driver.jp/rami-sasaki/
シーズンを通して速さを示し、全大会ポイント獲得と結果を残した現役高校生の佐藤こころ選手。シリーズランキングでも4位を獲得
佐藤 こころ 選手 RACING-DRIVER.JP公式ページ
racing-driver.jp/kokoro-sato/
ウェットコンディションの中、力強い走りを見せた岩岡 万梨恵 選手は今シーズン自己最高位となるトップ8フィニッシュ
岩岡 万梨恵 選手 RACING-DRIVER.JP公式ページ
https://www.racing-driver.jp/marie-iwaoka/
スプリント4番手スタートと表彰台獲得の期待が掛かった白石いつも選手は不運な接触により悔しい週末に
白石 いつも 選手 RACING-DRIVER.JP公式ページ
https://www.racing-driver.jp/itsumo-shiraishi/
2大会連続ポイントフィニッシュを果たしてきた金本きれい選手だったが今大会は悔しい結果に
金本 きれい 選手 RACING-DRIVER.JP公式ページ
https://www.racing-driver.jp/kilei-kanemoto/
2大会連続Finalの表彰台を獲得していた富下李央菜選手はSprintでのリタイアが響きノーポイントに終わる
富下 李央菜 選手 RACING-DRIVER.JP オフィシャルページ
https://www.racing-driver.jp/riona-tomishita/
今シーズンフォーミュラ車輌が導入され、トヨタ・ホンダの自動車メーカーの協賛やSUPER FORMULAとの同日開催に地上波TVでの冠番組など多くの話題に溢れ、注目が集まったKYOJO CUP。来シーズンもぜひサーキットにてドライバーへ熱い声援を送ってください!!
KYOJO CUPオフィシャルサイト
https://kyojocup.jp/
Round5. Sprint レース動画
https://www.youtube.com/watch?v=nWFDGvx12_4
Round5. Final レース動画
https://www.youtube.com/watch?v=zhxS0MwlIXc

