今年2025年は、僕のカートレース人生9年間の区切りとなる1年でした。
来年からフォーミュラカテゴリーへステップアップするため、最後のカートレースの年として多くのレースに参戦し、全力で頑張ってきました。
この9年間、小学1年生入学前の2017年2月19日、サーキット秋ヶ瀬のコマークラスからスタートし、通算403戦142勝、26のシリーズチャンピオンを獲得することができました。
2019年、小学3年生の時にはイギリスと日本を往復しながらレースをし、まだ幼かった自分にとって日本では味わえない海外レースならではの楽しさや厳しさを知ることができました。
2020年からはJAFジュニアカート選手権に参戦し、デビューレースで優勝、6戦4勝という結果を残すことができました。
しかし、勝てなかった2戦はエンジントラブルでポイントを失い、デビューイヤーでのチャンピオンを獲得することはできませんでした。
この1年目の悔しさはとても大きく、その想いを原動力に2年目以降は2021年ジュニアカデットクラス、2022年FP-Jrクラス、2023年FP-3クラス、2024年FS-125クラス、2025年FS-125クラスでタイトルを獲得し、全日本カート選手権に参戦して史上最年少で優勝とチャンピオンを獲得しました。
2021年から2025年まで毎年JAF選手権でチャンピオンを獲得することができました。
その中でも特に印象に残っているのは、2020年JAFジュニアカート選手権開幕戦・もてぎラウンドでのデビューウィンです。
記憶は少し遠くなりましたが、人生で初めて味わうほどの緊張感の中で優勝できたことが、ただただ嬉しく、今でも強く心に残っています。
僕はカートレースを通して、諦めず「絶対に勝つ」という強い気持ちを持って全レースに挑んできました。
どんなに苦しい状況でも結果を残せたレースは多く、毎年カテゴリーをステップアップしながら、さまざまなクラス、さまざまなコースでレースを経験させてもらったことで、ドライビング技術だけでなく、マシンセットアップやレースウィークの組み立て方も学ぶことができました。
時には普段と違うチーム環境で走らせていただき、新しい出会いや学びの中で自分の強みを発揮し、結果でアピールすることもできました。
区切りの年となった2025年は、カートでできる最大限の成長を実感できた1年でした。
フォーミュラでの練習を並行して行っていたことで、カートに乗るたびに自分が成長している感触があり、毎戦内容の濃いレースを全力で、心から楽しんで走ることができました。
負けた時は本当に悔しく、勝った時は心から嬉しく、そのたびに「次はもっと強く、もっと速くなろう」と気持ちを切り替えてきました。
今年一番の目標だったOKクラスのチャンピオン獲得に向け、他シリーズでのテストなども含めて準備を重ね、毎戦挑みました。
昨年まで参戦していたOKクラスでは一度も優勝できませんでしたが、今年は最終ラップ逆転という形で初優勝を挙げることができました。
さらに、昨年タイムトライアルでエンジントラブルにより最下位スタートから優勝を逃したAPGでも優勝を果たし、チャンピオン争い3人の中に残ることができました。
最終ラウンドでは2戦とも優勝し、ランキングトップの選手の結果次第では逆転チャンピオンの可能性もありましたが、条件は極めて厳しいものでした。
第9戦では6番手スタートからトップに立ち、後続を引き離していましたが、独走中にエンジントラブルでリタイアとなり、チャンピオンを逃しました。
その悔しさを胸に挑んだ第10戦では、後ろを引き離してシリーズ3勝目を挙げることができました。
チャンピオンを獲得できなかったこのシリーズは、自分にとって本当に悔しいレースでした。
ですが、その悔しさをただ終わらせるのではなく自分の力に変え、夢であるF1を本気で目指すという新たな目標が生まれました。
これからはどんな状況でも攻め続け、勢いと強さを持ち、勝つために最善を尽くすMax Verstappen選手のような強いドライバーを超えることを目標にこれまで9年間積み上げてきた結果、実力、強さ、速さ、そして自分の良さを、来年からのステップアップ後の活動にすべて活かして進化をさせていきます。
さらに成長し自分の夢を叶えられるドライバーになれるようこれからも全力で頑張ります。
そしてこれまで9年間ずっとMPRに所属をし最高の環境を用意してくれた光貞監督、小学生になる前からOKまでメカニックをしてくれた後藤さん、持田さん、その他にもサポートでメカニックをしてくれた方やスポット参戦でお世話になったチームの方々、SNSや現地まで来てくれて応援をしてくれた方々、本当にありがとうございました。
自分ひとりでは当然なにもできない競技で恵まれた環境でここまで9年間レースをさせてもらうことができました。
僕のレースキャリアがここで終わる訳ではないので、また次のステップに向け気持ちを切り替え、改めてもっと応援をしてもらえるドライバーになれるよう頑張るので、これからも応援をよろしくお願いします。


