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Kids com Team KCMG
2025.09.04

KYOJO CUP 第3戦 リザルト

KYOJO CUP 2025シーズン Rd.3 リザルト!!

全戦から約1か月のインターバルを経て、KYOJOCUP Rd.3が開催されました。そして、今大会からRd.1,2を欠場していた Flame Airikkala選手が4月の合同テストぶりに10号車に戻り、KYOJO CUPの初戦を迎えました。当初予定されていた4名のドライバーが揃い、チーム一丸となってRd.3に臨みました。

Rd.3          Result (富士スピードウェイ)

#7 予選No time Sprint16位 Final(決勝) 6位                                                                  #8 予選 5位 Sprint 5位 Final(決勝) 2位                                                            #9 予選18位 Sprint14位 Final(決勝)20位                                                                   #10 予選15位 Sprint 9位 Final(決勝)18位

Qualifying

気温26度と猛暑であった前戦とは変わって少し涼しい気候の中20分間の予選がスタート。前日に行われた3回目のフリー走行で、佐々木はトップタイム、翁長は2番手タイムを記録した。大きな期待の中、スタートと同時に2台ともにコースイン。しかし、突如翁長がアウトラップの300Rコーナーアウト側でストップしてしまう。7号車は前日のフリー走行から電気関係に問題を抱えていたため、フリー走行3回目終了後にパーツ交換をしてからこの予選が初めての走行であった。チェック走行も出来ずに予選を迎えることになったやめ、チームは不安を抱いていたがそれが的中することとなってしまった。翁長はストップ後、安全なエリアへとクルマを移動させた後に何度も再スタートを試みるも復活せず。2連覇を狙っていた翁長は貴重な予選を1度も計測できずに終えることとなった。一方、佐々木は前日の好調を維持して序盤から好タイムを記録。開幕戦を制した#86 下野選手やRd.2 Sprintで優勝した#1 斎藤選手と抜きつ抜かれつの戦いを見せた。計測5周目には3番手タイム(1'46.207)をマーク。その後、計測9周目には佐々木はブレーキに違和感を覚えるもそのまま走行を続けた。ブレーキの問題は走行に大きな影響はなかったものの、なかなか良い位置取りで走行することが出来ずにいた佐々木は、タイムを更新することができず、最終的には5番手で予選を終えた。

Sprint

午前の予選では降っていなかった雨を少し感じる中当初のスケジュールから5分ディレイで10周のSprintが始まった。予選後にハーネス交換した7号車はメカニックの努力のかいあり最後尾ではあるがスタートすることができた。翁長はその努力に応えるかのように序盤から凄まじいスピードで順位を上げ、2周目終了時点には早くも10番手までポジションを上げた。直後3周目のTGRコーナーでも1台をパスし、ここまでに驚異の11台抜きを見せ9番手。スタートでは順位をキープした佐々木は、2周目のストレートで#14 平川選手に抜かれ6番手にポジションダウン。怒涛の追い上げを見せる翁長は4周目のストレートでも1台を抜き8番手まで浮上したが、同周の最終コーナーでトップを走る斎藤選手が雨の影響でスピン。その後、後続車も数台スピンしてしまい5周目にセーフティーカー(SC)が導入された。SC先導の下ゆっくりとコースを1周するもそのまま赤旗が提示されレースは一時中断となり全車ピットロードに入った。その後、コース上の安全が確認されてからSC先導でレースが再開され、1周ストレートを通過、8周目にリスタートとなった。リスタート直後、翁長は前を走る#38 佐藤選手に果敢に攻めていき、9しゅうめに入ったストレートで佐藤選手に並んだ。Aコーナーで1度は佐藤選手に前を譲るも、立ち上がりの100Rコーナーで佐藤選手をパス、6番手にポジションを上げた。更にファイナルラップにはTGRコーナーで前を走るチームメイトの佐々木を抜いて5番手となりチェッカーを受けた。翁長に抜かれた佐々木は6番手でチェッカーを受けた。驚異の15台抜きを見せた翁長だったが、反則スタートのペナルティで30秒が加算され、最終的に16番手まで落ち、悔しい結果となった。一方で、佐々木は5番手と予選のポジションを守る結果となった。

Final(決勝)

迎えた日曜日、完全なドライコンディションで12周のFinalレースが始まった。翁長と佐々木はともにスタート直後の順位変動はなかったものの、佐々木がADVANコーナーで前を走る佐藤選手を抜き4番手に浮上。翁長も1周目終了時点で13番手までポジションを上げた。2周目のTGRコーナーで今回KYOJO CUPデビュー戦となるチームメイトの#10 Flameが単独スピンしたことにより翁長は1つポジションを上げたが、スピンの影響でコース内が詰まり翁長は前を走る#33 岩岡選手のテールストラクチャーに追突してしまう。その影響で7号車のノーズを損傷してしまったが、2周目終了時点で早くもポイント圏内に入りそうな位置までポジションアップ。翁長に負けじと佐々木も3周目のTGRコーナーで#39 富下選手を抜き自身初の表彰台圏内までポジションを上げ、更に4周目にファステストラップ(1'47.117)も記録した。翁長も5周目TGRコーナーで#46 永井選手を抜き10番手でポイント圏内に入った。その後、佐々木は前を走る平川選手に迫り6周目のTGRコーナーで平川選手を捕ら2番手に浮上した。翁長も6周目終了時点で9番手までポジションを上げ、前を走っていた#17 白石選手がスピンのため後退し、更にはTRGコーナーで#53 池島選手を抜いたことで7番手までポジションを上げた。翁長は9周目にファステストラップを記録しながらも、すぐ前を走る#32 金本選手を果敢に攻める。11周目に入る直前のストレートで金本選手を抜き6番手に浮上。そして迎えたファイナルラップ、翁長はまたしてもファステストラップ(1'46.807)を記録し、Sprintに続いてFinalでも驚異の10台抜きを果たし、チェッカーを受けた。佐々木も2番手のポジションを守りきり見事自身初めての2位表彰台を獲得した。佐々木のベストラップも1'46.934と激しいレースの中で46秒台はKids com Team KCMG の2台のみであった。チームはトラブルに見舞われたが、そんな中でも嬉しい結果を持ち帰ることができた週末となった。

KYOJO - Kids com Team KCMG | KCMG JAPAN 公式サイト

プロフィール Kids com Team KCMG
KCMGは香港を拠点に世界を舞台に戦うモータースポーツサービスグループです。2007年にポール・イップによって設立され、様々なレーシングシリーズでの成功と、業界をリードする自動車部品の開発により、未来のモータースポーツの可能性を広げ、アジア最強のチームとして地域全体のモータースポーツに大きな影響力を持っています。 KCMGの日本での活動として日本トップカテゴリーのフォーミュラレース、全日本スーパーフォーミュラ選手権に今シーズンで16年目の参戦となり、メインパートナーとして強力にサポートして下さっている「Kids com」と共にチーム、ドライバーの両タイトル獲得に向けて戦って参ります。