2025年5月10日-11日に開催されました、
【2025 AUTOBACS GPR KARTING SERIES 第1戦・第2戦 鈴鹿大会】の大会レポートです。
OKクラス【全日本カート選手権 OK部門】
『第1戦:酒井仁が13番手からの逆転で優勝!』
17台のエントリーを集めたOKクラス。継続参戦組、ルーキー等々多種多様な選手が集結した。1組で行われたタイムトライアルでは、2年目の酒井龍太郎(ミツサダPWG RACING)がトップタイムをマークし、第1戦のポールポジションを獲得。2番手にはルーキーの金子准也(YAMAHA MOTOR Formula Blue)が続く。
決勝では、金子がスタートに失敗し大きく遅れる一方、順当なスタートでトップを守った酒井。オープニングラップで酒井も大きく順位を落としてしまう。やや混乱のあるオープニングラップとなった中、トップで戻ってきたのは3番手スタートだった中井悠斗(TEAMEMATY)、それを松井海翔(TEAM EMATY)が追うが、3番手には13番手スタートだった昨年のランキング2位酒井仁(KF MOTORSPORTS)が急浮上し、トップ2台に迫っていく。酒井仁は3周目の3コーナーで早くもトップを奪うと、今度は中井らを引き離しトップのポジションを盤石なものとしていく。中盤には約1秒のリードを作り、そのまま逃げ切ってチェッカー。大逆転で開幕戦を制した。2位には中井、3位は松井が入った。
優勝ドライバー:酒井仁(No.2 KF MOTORSPORT)
「13番手スタートでどうしようかと思っていましたが、前が荒れたレースとなって追いつくことができ、前に出られて良かったです。後ろとの距離を気にしすぎてしまったところありましたが、落ち着いて走れたと思います。」
『第2戦:接戦を制した酒井仁が2連勝!』
第2戦のPPは第1戦でファステストラップを記録した酒井龍太郎。2番手に開幕戦を制した酒井仁が並ぶ。スタートでは加速よく伸びた酒井仁がホールショット。2番手に酒井龍太郎が続くが、その後方に6番手スタートだった皆木駿輔(DragoCORSE)が迫っていき、2周目の3コーナーで2番手を奪う。その後、皆木はトップの酒井仁にも接近し、両者はテールtoノーズでマッチレースとなる。逃げる酒井は、皆木のプレッシャーを感じながらも、要所要所では仕掛ける隙を与えずに周回を重ねていく。皆木も、酒井仁の直後には迫り、あと一歩で仕掛けられるかと思われたが、なかなか飛び込むスキが無い、緊迫したマッチレースが終盤まで続いたものの、最後までトップをキープした酒井仁が僅差で逃げ切り開幕2連勝を獲得。皆木2位、3位は中井悠斗となった。
優勝ドライバー:酒井仁(No.2 KF MOTORSPORT)
「途中、後ろから迫ってきて焦ってしまうところもありました。ペースがきつくて、1回抜かれたら抜き返せないと思ったので、ライン取りなど考えました。次も勝てるように頑張ります。」
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