一般社団法人日本カート協会(JKA 代表理事:山本尚貴)は、2026年度より国内自動車メーカーやタイヤメーカー、教育機関などと連携し、カートを起点とした次世代モータースポーツ人材育成プロジェクトを開始する。
同プロジェクトは、モータースポーツの原点ともいえるカート競技を起点に、日本のモータースポーツ文化を将来へ継承することを目的としたもの。カート競技の普及と次世代のドライバー育成を目的とした新たな共創プロジェクトであり、国内自動車メーカーやタイヤメーカー、モータースポーツ関連団体、教育機関など、多様なパートナーが連携する業界横断型の取り組みとして進められる。
活動の柱となるのはドライバーの「発掘」「育成」「挑戦」「普及」の4つのテーマだ。これらを連動させることで、次世代ドライバーの継続的な育成と、業界横断でモータースポーツを地域に根付いたスポーツ文化として広げていく環境づくりと持続的発展を目指す。
全国のレース現場へ直接足を運ぶ形での才能発掘を実施
昨年は1回の「有望選手発掘夏合宿」のみでのドライバー選考だったが、本年度からは全国のサーキットやレース主催者と連携し、JKAの育成アドバイザーらが各地のレースを視察。有望なドライバーを選抜し、最終選考となる夏合宿へとつなげていく。
技術だけでなく多面的な能力開発に取り組む
ドライビング技術に加え、フィジカル、栄養学、メンタル、言語化能力、自己表現といった多角的なアプローチで、自ら考え行動できる社会から応援されるアスリートの育成を目指す。育成プログラムには森永製菓 in トレーニングラボやつくば言語化技術教育研究所などの専門機関も指導部隊としてプログラムに参画する。また、国内トップカテゴリーで活躍する坪井翔、山内英輝、平峰一貴の3選手が「育成アドバイザー」に就任。レース現場での視察や実技指導を通じて、プロドライバーとしての思考や競技への向き合い方を次世代に伝えていく。
海外へのステップアップを支援
育成ドライバーがより高いカテゴリーへ挑戦できるよう海外へのステップアップを含めた支援体制を整備。具体的な施策は今後発表される予定だ。
全国のカートコースやショップと連携した地域密着型の取り組みを展開
モータースポーツイベント会場では、実写に触れられるフォトスポット設置や「はじめてのカート体験BOOK」の配布などを通じ、子どもや家族にカートの楽しさや手軽さなど魅力を発信する。また、近隣のコースの情報をまとめたガイドマップを配布し、イベントで興味関心をもった子どもや家族が実際のコース体験へとつなげる導線を構築する。
本プロジェクトには、トヨタ自動車、ホンダ・レーシング、日産モータースポーツ&カスタマイズ、SUBARU、マツダといった国内自動車メーカーをはじめ、ブリヂストン、ダンロップタイヤ、横浜ゴムなどのタイヤメーカー、GTアソシエイション、日本レースプロモーションなどがパートナー企業として参画。さらに教育機関や財団なども支援団体として参加する。
日本カート協会代表理事 山本尚貴氏 コメント
「モータースポーツは、決して⼀⼈では戦うことのできない競技です。私⾃⾝、これまで数え切れないほど多くの⽅々に⽀えられ、育てていただきました。だからこそ、今度は私たちが次世代の選⼿たちに、成⻑できる環境を還元していく責任があると感じています。今回、業界の垣根を越え、これほど多くの企業や団体の皆様に私たちの理念へご賛同いただき、共に歩んでいただけることに⼼から感謝申し上げます。この強固な連携のもと、⽇本のモータースポーツの未来に繋がる活動を全⼒で進めてまいります。」
世界のトップドライバーの多くがレースキャリアの出発点とするカテゴリーがレーシングカートであり、カートは日本においても次世代育成の基盤として重要な役割を担っている。今回のプロジェクトが、国内モータースポーツ界の将来にどのような成果をもたらすか大きな注目が集まる。
日本カート協会 オフィシャルホームページ
https://japankarting.or.jp/
日本カート協会 公式X
https://x.com/jka_or_jp
業界横断の共創プロジェクトに関する詳細はこちら
https://japankarting.or.jp/2026/03/13/2026_0313/

