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RACING-DRIVER.JP編集部
2025.10.06

雨中の瑞浪決戦!!全日本カート選手権 OK部門 Round7・8は酒井仁、ティモフェイが制する

2025年10月5日(日) 岐阜県 瑞浪市のフェスティカサーキット瑞浪にて国内最高峰のカートレース GPR KARTING SERIES 全日本カート選手権 Round7、Round8が開催された。
シーズンも残すところ瑞浪ラウンドを含め2ラウンド、4レース。シリーズタイトルの獲得に向け、誰もが落とせないレースとなる中、瑞浪のレースウィークは雨に見舞われレース当日の日曜日も終日ウェットコンディションに。日中の気温は24℃と前大会までの猛暑から一転、比較的涼しいコンディションの中レースが行われた。

10:45から行われた予選。ウェットタイヤ装着での難しい路面状況の中、シリーズランキングトップを走る酒井仁選手(KF MOTORSPORT)が見事トップタイムを記録。2番手にはOKクラス タイムトライアル自身最上位となる澤田龍征選手(HIROTEX RACING)。鈴鹿、もてぎ、御殿場大会と連続してポールポジションを獲得していた酒井龍太郎選手(ミツサダ PWG RACING)は3番手につけた。

Round 7
12:30より行われたRound 7決勝。雨が上がり路面の大半が乾きスリックタイヤでの戦いになると思われたがレース直前に雨が降り出し、全車ドライタイヤからレインタイヤにスイッチ。ウェットコンディションでのレースとなった。ホールショットを奪ったのは酒井仁選手。2番手には5番手スタートからポジションを上げた皆木駿輔選手(DragoCORSE)、3番手に酒井龍太郎選手と続く。トップの酒井仁選手はラップを重ねるごとに2位以下とのギャップを築き終始単独走行状態に。2位争いは皆木選手、酒井龍太郎選手と続くが後続からファステストラップを刻みハイペースで追い上げるのがデグチャリョブ ティモフェイ選手(TEAM EMATY)。ウェットコンディションに自信を持って臨んだというティモフェイ選手は他車とは異なる走行ラインをトレースし、縁石を大胆に使う走りでハイペースでラップを重ね10周目の11コーナーで完全に酒井龍太郎選手の前に出て3番手に浮上。ハイペースのティモフェイ選手は前を行く2番手の皆木選手にも接近。4番手にドロップした酒井龍太郎選手も接近し2番手争いを3台で争う展開に。そして迎えた17周目の5コーナーでティモフェイ選手は皆木選手を捉え2位に浮上。3番手にドロップした皆木選手、4番手の酒井龍太郎選手の両者で接近戦が行われるも皆木選手がポジションをキープ。レースは、独走状態で1度もポジションを譲らなかった酒井仁選手が2番手に3秒以上のギャップを築く独走で勝利。2番手にティモフェイ選手が入ったがプッシングによるタイムペナルティ6秒が課せられ4位にドロップ。結果、2位に皆木選手、3位酒井龍太郎選手という結果になった。

Round 8
15:30から行われたRound 8決勝。雨は止んだものの路面には水が残るウェットコンディション。周回数は午前中のレースより4周増え24周にて行われた。
ホールショットを奪ったのはRound 7で悔しいペナルティに泣いたティモフェイ選手。2番手に酒井龍太郎選手。3番手には5番手スタートからポジションを上げた手塚大雅選手(Zi-Vivre RT)と続く。2番手スタートから序盤5番手にポジションを落としていた酒井仁選手は4周目、前を行く皆木選手、手塚選手を相次いでオーバーテイクし3番手に浮上。トップ2はコンマ2秒〜4秒近辺の差でティモフェイ選手と酒井龍太郎選手の戦いが続くも中々オーバーテイクの機会には至らず。3番手にポジションを上げ終始単独走行が続いた酒井仁選手はトップ2を上回るペースでトップのティモフェイ選手の1秒強まで差を詰めるがポジションは変わらず。ティモフェイ選手が嬉しいOK部門初優勝。2位に酒井龍太郎、3位に酒井仁選手という結果になった。

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満足のいく戦いが出来ず悔しい大会となった肥後選手。最終戦での活躍を誓う
肥後 孝太朗選手 RACING-DRIVER.JP 公式ページ
https://www.racing-driver.jp/koutarou-higo/

タイムトライアル2位とウェットコンディションで速さを見せた澤田選手。第8戦では6位フィニッシュ。
澤田 龍征選手 RACING-DRIVER.JP 公式ページ
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苦しいレースとなった松井選手。得意の鈴鹿で開幕ラウンド以来の表彰台、初勝利が期待される。
松井 海翔 選手 RACING-DRIVER.JP 公式ページ
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今大会は苦しい戦いが続いた中井選手。得意の鈴鹿で最高峰カテゴリー初優勝に期待が懸かる
中井 悠斗 選手 RACING-DRIVER.JP公式ページ
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2番手グループを率い上位進出を目指し奮闘した三村選手。最終戦にて今シーズン初勝利はなるか。
三村 壮太郎 選手 RACING-DRIVER.JP 公式ページ
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Round 8では一時3番手を走行し5位フィニッシュと速さを見せた手塚選手。
手塚 大雅 選手 RACING-DRIVER.JP 公式ページ
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タイムトライアル幻のトップタイムとなりリズムが作れなかった中野選手。最終戦での悲願達成に期待が懸かる。
中野 駿太 選手 RACING-DRIVER.JP公式ページ
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連続表彰台獲得の酒井龍太郎選手。シリーズランキングでもポジションを上げ最終戦でも勝利を目指す。
酒井 龍太郎 選手 RACING-DRIVER.JP 公式ページ
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次戦はいよいよシリーズチャンピオンが決する最終戦。11月16日 三重県の鈴鹿サーキットにてRound 9、Round 10が開催されます。

GPR KARTING SERIES オフィシャルサイト
https://www.gpr-race.com/

2025 AUTOBACS GPR KARTING SERIES Round 7&8 レース映像
https://www.youtube.com/watch?v=nf0sxTbVeQg