2025年8月31日(日)、静岡県 御殿場市のオートパラダイス御殿場にて国内最高峰のカートレース GPR KARTING SERIES 全日本カート選手権 Round5、Round6が開催された。
前戦もてぎ大会から約2ヶ月半のインタバールを経て開催された御殿場ラウンド。全5大会 10戦の戦いもシーズン折り返しとなり年間王座争いにも注目が集まる中、日中の気温は33度、アスファルトの照り返しもあり路面温度も高温となる灼熱の暑さの中、レースが行なわれた。
10:45から行われた予選。鈴鹿大会、もてぎ大会と連続してポールポジションを獲得した酒井龍太郎選手(ミツサダ PWG RACING)がこの御殿場でもトップタイムを記録。出場18台全車がトップから0.372秒以内という激戦の中、3大会連続のポールポジション獲得となった。
Round 5
12:30 より行われたRound5 決勝。ホールショットを奪ったのは酒井龍太郎選手。背後には酒井仁選手(KF MOTORSPORT)、皆木駿輔選手(DragoCORSE)、中井悠斗選手(TEAM EMATY)が迫る中、オープニングラップからトップ争いは酒井龍太郎選手、酒井仁選手が一歩抜け出す展開に。2周目の5コーナーで酒井仁選手がトップに浮上。後方3番手を走行していた中井選手も2周目の最終コーナーで酒井龍太郎選手をオーバーテイクし2番手に浮上。酒井龍太郎選手は3番手にドロップするも翌周の5コーナーで再び2位にポジションバック。その後方4番手には澤田龍征選手(HIROTEX RACING)が6番手スタートからポジションを上げてきた。2番手争いが激化する中で酒井仁選手が2位以下を引き離す展開に。3番手争いは中井選手と澤田選手による抜きつ抜かれつの展開でレース中盤までは終始、澤田選手が3番手を死守する展開。レース残り10周を切る中でトップ2台のギャップがコンマ5秒を切る接近戦に。レース残り6周にはその差はコンマ2秒差に。そして後方では中井選手が澤田選手をオーバーテイクし3位に浮上。レースはそのままフィニッシュ。酒井仁選手が今シーズン3勝目を飾った。2位は酒井龍太郎選手、3位は中井選手という結果になった。
Round 5 優勝 酒井 仁 選手 レース後コメント
「序盤のうちにTOPに出る作戦が成功し、その後はミスなく集中してレースを運ぼうと思っていた。午後のRD.6もミスなく勝利を目指したい。」
Round6
15:30から最後のプログラムとして開催されたRound 6決勝。ポールポジションは酒井龍太郎選手、2番手 酒井仁選手、3番手 中井選手と続く。ホールショットを奪ったのはRound 5に続き、酒井龍太郎選手。2番手には中井選手、皆木選手がそれぞれポジションを上げ、オープニングラップは酒井龍太郎選手、皆木駿輔選手(Drago CORSE)、中井選手のトップ3となった。2周目には混乱をかき分け関口瞬選手(K.SPEED WIN)が3番手に浮上。トップの酒井龍太郎選手と皆木選手はそれぞれ単独での走行となる。3 番手争いは関口選手、酒井仁選手、三村壮太郎選手(K.SPEED WIN)、佐藤 佑月樹選手(YAMAHA MOTOR Formula Blue)の4台による争いとなる中、7周目の最終コーナーで酒井仁選手、三村壮太郎選手が接触。酒井仁選手はここでリタイアとなる。関口選手は単独3位を走行するが後方から徐々に佐藤選手が迫り16周目には接近戦に。その後方ではRound 5でリタイヤに終わり18番手スタートだった中野 駿太選手がポジションを5位まで上げてきた。勢いそのままに中野選手は、17周目の4コーナーで関口選手、佐藤選手のバトルの隙をつきポジションを4位に上げ、翌周の1コーナーでは3位に浮上する。トップ3台はそのままハイペースで単独走行を続け、レースはフィニッシュ。見事、酒井龍太郎選手がシーズン2勝目を飾った。
Round 6 優勝 酒井 龍太郎 選手 レース後コメント
「昨年のレースと今日午前中のRD.5で勝てず悔しい思いをしていた中、チーム一丸となって取り組んだレースで勝つことができて嬉しい。2連勝、3連勝、4連勝と勝利を今後も重ねたい」
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今大会はシューベルトのカーボンヘルメットで参戦の肥後選手。次戦での上位進出を目指す。
肥後 孝太朗選手 RACING-DRIVER.JP 公式ページ
https://www.racing-driver.jp/koutarou-higo/
Round 5、6と表彰台争いを繰り広げた澤田選手。Round 5では4位入賞を果たし、次戦では待望の最高峰カテゴリー初ポディウム獲得に期待が懸かる。
澤田 龍征選手 RACING-DRIVER.JP 公式ページ
https://racing-driver.jp/ryusei-sawada/
オートパラダイス御殿場でのマイレージ不足との戦いだったと振り返る松井選手。瑞浪、鈴鹿大会でのリベンジを誓う。
松井 海翔 選手 RACING-DRIVER.JP 公式ページ
https://racing-driver.jp/kaito-matsui/
レースペースには自信を見せていた三村選手であったが上位を争ったRound.6では悔しい接触となった。
三村 壮太郎 選手 RACING-DRIVER.JP 公式ページ
https://www.racing-driver.jp/sotaro-mimura/
Round.5でのリタイアによるタイヤのマイレージと得意のオートパラダイス御殿場でRound 6決勝は、見事15ポジションアップで今季初表彰台を獲得した中野選手。
中野 駿太 選手 RACING-DRIVER.JP公式ページ
http://racing-driver.jp/syunta-nakano/
Round 5で今シーズン3回目となる3位表彰台を獲得した中井選手。シリーズランキングでも3位と好位置で得意の瑞浪大会を迎える。
中井 悠斗 選手 RACING-DRIVER.JP公式ページ
https://www.racing-driver.jp/yuto-nakai/
もてぎ大会で初勝利を飾るもその後のRound 4でのリタイヤ、Round 5の悔しい2位を経て、Round 6にてシーズン2勝目を果たした酒井龍太郎選手。シリーズランキングも4位に浮上。
酒井 龍太郎 選手 RACING-DRIVER.JP 公式ページ
https://racing-driver.jp/ryutaro-sakai/
次戦は10月5日 岐阜県のフェスティカサーキット瑞浪にてRound 7、Round 8が開催されます。
GPR KARTING SERIES オフィシャルサイト
https://www.gpr-race.com/
2025 AUTOBACS GPR KARTING SERIES Round 5&6 レース映像
https://www.youtube.com/watch?v=wVpsqGhOSb0