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酒井龍太郎
2025.04.14

JAF 全日本カート選手権 FS-125 第1戦、第2戦

Rd.1
昨年チャンピオンを獲得した全日本のFS-125クラスで2年連続チャンピオンを目指して挑みました。チームの体制は変わっていませんが、チーム内では週末の組み立て、車のセッティング等を全て自分で考えて進めていく事にし、その中で自分が成長をしていく事が目標でした。

天気予報では日曜日が雨になっていて金・土曜日は晴れになっていました。
ドライコンディションはものすごくペースが悪く、ドライコンディションのままレースになってしまうとかなり厳しい状態でした。
タイムトライアルまではドライコンディションで走ることができましたが、その後のヒートはレインコンディションになりました。
前週に行われた瑞浪のMAXのタイムトライアルではレインコンディションになり、とても調子が良く総合トップタイムを獲得しました。
その自信を持ち、予選に挑もうとしたところ、自分の知識不足等により最後尾スタートになりました。
落ち着いて走る事が大事だと判断し、視野を広くしながら走れたので数周で2番手に立つことができ、そのまま2番手チェッカーを受け、トップの選手がペナルティになったことにより繰り上がりで予選トップ通過となりました。

決勝は更に速さを求め、その上でタイヤの事も考えたセッティングにしましたが、あまり良いとは言えない状態になり2番手に下がってかなり苦しい状態でした。
しかし、とにかく落ち着いて繊細に走っていくことで、そこからトップに立ち最後の5周を引き離して優勝することができました。

僕自身の全日本FS-125では5連勝をフルポイントで獲得でき、通算120勝目をすることができました。
雨でも優勝する事ができてとても嬉しかったです。
これからも勝利数を増やせるように頑張ります。

Rd.2
同日に開催されたRd.1に引き続き優勝する事が目標でした。
Rd.1の決勝では速さがなく厳しい状態で展開で勝てた要因が大きかったので、速さを出すようにして挑みました。
予選ではスタートを2番手から上手く決めることができてアウトまくりを狙いましたが、そこでイン側の選手と接触をしてしまいコースアウトしてしまいました。
かなり順位を落としたところからまた追い上げをし、2番手まで上がりましたが、その後のペースが足りず2位でした。

決勝はメカニックとも相談をして考えた作戦でセッティングを変更して挑みました。 その作戦を上手く実行することができて2番手スタートから1周目でトップに立つことに成功し、そこからフォーミュラの練習の成果を活かした乗り方を引き出し、2番手を引き離して優勝することができました。

6連勝へと記録も伸ばすことができて地元の新東京では全日本は負け無しで終えることができました。まだまだ1年は長く、残り4大会あるのでとにかく結果を最優先して組み立てていけるようにしていきます。

プロフィール 酒井龍太郎
僕は6歳の頃、小学生になる前からレーシングカートを始めました。 速く、そして強くなることを目標に掲げ、光貞秀俊監督をはじめ、チームの皆さんや家族と共に全力で戦ってきました。 「誰にも負けたくない」という強い気持ちを胸に、どんなに苦しい状況でも諦めることなくレースを続け、その結果、多くの勝利やタイトルを手にすることができました。 2025年でカートカテゴリーを卒業し、来年2026年にフォーミュラにステップアップするため、僕にとって非常に大事な1年となります。 努力を重ね、ステップアップ後も世界の頂点とも言われるF1ドライバーを目指していきます。 今年も皆様の応援をよろしくお願いします