KYOJO CUP 2025シーズン Rd.5リザルト!!
今シーズンより新たにフォーミュラカー「KC-MG01」が導入されたKYOJOCUPは最終大会を迎えました。Rd.4終了時点で7号車の翁長実希はランキング2位に位置しており、3位とは19ポイントの差があり、ランキングを維持するために1ポイントも取りこぼせない状況でした。8号車の佐々木藍咲はランキング7位に位置しており、1ポイントでも多く稼ぐ必要がありました。そんな中迎えた最終戦、Kids com Team KCMGは最後まで優勝を目指し、チーム一丸となり気合十分で臨みました。
Rd.5終了後、7号車の翁長実希はシリーズランキングが2位となり、8号車の佐々木藍咲はランキング5位となりました。Kids com Team KCMGは、今シーズン初めてKYOJO CUPというシリーズに参戦することができました。目標としていた「初代女王」の座を勝ち獲る事はできませんでしたが、素晴らしい4名のドライバー、スタッフとともに戦い、年間を通して2位表彰台6回と3位表彰台1回、そして優勝1回を獲得することができました。サポートして頂いたスポンサー様、TG-RR様、ファンの皆様に感謝申し上げます。この素晴らしいシリーズで来年こそは「女王」の座を勝ち獲れるよう頑張って参ります。この一年間、Kids com Team KCMGへの応援、本当にありがとうございました。
★年間ドライバーズランキング★
#7 翁長実希 2位 / 98ポイント
#8 佐々木藍咲 5位 / 43ポイント
Rd.5 Result (富士スピードウェイ)
#7 予選 3位 Sprint 2位 Final(決勝) 2位
#8 予選 8位 Sprint 4位 Final(決勝) 4位
#9 予選 16位 Sprint DNF Final(決勝) DNF
#10 予選 17位 Sprint DNF Final(決勝)15位
Qualifying
コースオープン2分前に翁長、佐々木はピットを後にした。気温、路面温度ともに14度と肌寒い気候の中、最終戦の予選が開始。翁長はゆっくりとタイヤを温めながらじわじわとペースを上げていく一方で、佐々木は3周目に3番手、4周目には2番手と序盤から好タイムを記録。その後、他車もタイムを上げていく中、翁長と佐々木も徐々にタイムを更新。両者8周目終了時点、翁長は 1’45.218 で5番手、佐々木は1’45.212で4番手のタイムを記録し、予選は終盤に差し掛かる。全車ラストスパートをかけていく中で佐々木は9周目に1’45.115とタイムを更新し3番手に浮上。その直後、佐々木に負けまいと翁長も9周目に1’45.001を記録し3番手に浮上。その後、コース上ではトラフィックが発生していたこともあり、両者タイム更新は叶わず、そのままチェッカーを受けた。4番手と悪くない結果で終えた佐々木だがレース後に走路外走行複数回のペナルティを受け正式結果では4グリット降格が下され、8番手からSprintレースに挑むこととなった。
Sprint
予選と同日、14時40分頃、気温と路面温度ともに上がらない中、Sprintレースのフォーメーションラップがスタート。全車ウェービングをしながらできる限りタイヤを温める中、5番手からスタートした#32 金本選手がTGRコーナーでスピン。その影響でクルマが破損し、早速1台リタイヤ。8番手スタートだった佐々木はスタート前に1つポジションを上げ7番手からのスタートとなった。クラッシュ車両はすぐに回収され、フォーメーションラップも増えることなく300Rでセーフティーカー(以降、SC)のライトが消え、ローリングスタートでSprintレースがスタート。佐々木は好スタートを切りTGRコーナーの立ち上がりで6番手まで浮上。その時点では全車無事にコーナーを抜けたが、直後のコカ・コーラコーナーでKids com Team KCMGの9.10号車も絡む多重クラッシュが発生。2周目からSCが導入された。7号車と8号車は運良くクラッシュから逃れることができ、SCが導入される直前には、翁長がADVANコーナーで前を走る#1 斎藤選手を抜き2番手にポジションアップ。佐々木も前の2台がリタイヤとなり、4番手までポジションを上げ、予選のペナルティを取り返す事ができた。先程のクラッシュで合計5台がリタイヤとなったため、回収に時間を要し、SC先導でレースは4周が終了。5周目の300Rで再びSCのライトが消灯し、6周目からレース再開となった。残り4周のレース、両車ともに前を追うレースとなるも、届かずに順位をキープしたままチェッカーを受けた。翁長は後ろを走る斎藤選手に一時は1秒以内までタイム差を縮められるも最後まで守り切り、ファイナルラップでは1’45.268とファステストラップを記録。翌日に行われる今シーズン最後のレースに向けて翁長はフロントロー、佐々木も表彰台を狙える位置でSprintレースを終えた。
Final(決勝)
2025 KYOJO CUPを締めくくるFinalレースは雨での開始となった。通常、ローリングスタートからの12周のレースだが、安全を考慮して3周のSCスタートとなる事が事前に通達された。SC先導で全車ゆっくりとタイヤを温めていく中、3周目の300RでSCのライトが消灯、下野選手先導へと変わり残り9周のFinalレースがスタート。序盤から、翁長は下野選手に食らいつこうと、佐々木は表彰台圏内に入るために、両車前のクルマを追うも、なかなか差を縮められずに周回を重ねていく。雨が降り続け、視界が悪く難しいレース中、3番手を走る斎藤選手は常に翁長との差を1秒前後のペースで走り、常にプレッシャーを感じながら走らなければならない状況で迎えたFinalラップ。翁長は2番手のポジションを何とか守り切り、見事準優勝を獲得。佐々木も表彰台圏内には届かなかったものの難しいコンディションの中4番手でチェッカーを受け、2025 KYOJO CUPの幕は閉じた。
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