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酒井龍太郎
2025.06.16

2025 AUTOBACS GPR KARTING SERIES 全日本カート選手権 第3戦 第4戦 OK部門

昨年のGPRもてぎ大会Rd.1,2は僕にとってのOKクラスデビューレースでした。
あの時は速さがあったもののそれを結果にできず悔しい思いをしました。
それからOKクラスでは一度も良い結果を残せておらず、今年の開幕戦鈴鹿でも2戦ともポールスタートをするもトラブル等で結果を残せませんでした。
この大会はホームコースのもてぎで昨年のリベンジの気持ちを込めたレースでした。

1週間通してなかなか天気が定まらない中でもマシンの良いテストもでき、調子の良い状態で日曜日のレースに挑むことができました。
公式練習のコンディションはスリックタイヤとレインタイヤが別れる中でレインタイヤのトップタイムを出すことができて、1つの目標は達成できました。

タイムトライアルでは2大会連続ポールを獲得でき、完全なるリベンジレースになりました。
スタートで上手く抜け出し2番手に差をつけていましたが、ペースは負けてしまい追いつかれてしまいました。

自分的にはトップの選手に対してペースは厳しかったのですが、タイヤの事も考えながらラップタイム維持をしていきました。
しかし、あと少しの差を埋めることができずに苦しんでいましたが、ラスト2周の第2ヘアピンで一気に縮めることができました。
その後は隙を狙ってトップに出る事だけを考える中、トップの選手が1台分空けた6コーナー進入でイン側に飛び込みトップチェッカーを受けることができました。
昨年はトップチェッカー後にペナルティになってしまいましたが、ペナルティ要素も全くなく、悲願のOKクラス初優勝することができました。
今までの優勝できたレースの時よりもたくさんの方に「おめでとう」という言葉をお声かけくださり、とても嬉しかったです。
皆様ありがとうございました。

Rd.4では2番手スタートで、Rd.3のペースがあればトップ争いができる状態だと確信していました。
スタートは3番手に下がってしまいましたが、落ち着いて順位を上げるという気持ちでいました。

2番手の選手に対してストレートスピードが勝ってしまい、アウト側に振った時に接触をしてしまい再スタートを試みましたが、砂利にハマってしまい抜け出す事ができずにリタイアになってしまいました。 2番手の選手に対しての事は全く考えずにあの時のシチュエーションでの僕は完全に僕のミスでした。

トラブルを出すことなく走らす事ができ、そこにはチームの光貞監督や後藤さん、持田さん、エンジンチューナーの川口慶大さん、キャブを供給してくれたMOMOXの白桃さん等の期待をしてくれた方々にとても申し訳ない結果でした。
1戦は良い結果を持ってくることができましたが、もう1戦は結果を残せない自分の弱さが際立ちました。
チャンピオンシップは厳しくなりましたが、それ以上に得れたものはたくさんあり、念願の初優勝もできて良い週末でした。
しばらくはローカルシリーズになるのでしっかりと成長して次戦御殿場に挑みたいと思います。

プロフィール 酒井龍太郎
僕は6歳の頃、小学生になる前からレーシングカートを始めました。 速く、そして強くなることを目標に掲げ、光貞秀俊監督をはじめ、チームの皆さんや家族と共に全力で戦ってきました。 「誰にも負けたくない」という強い気持ちを胸に、どんなに苦しい状況でも諦めることなくレースを続け、その結果、多くの勝利やタイトルを手にすることができました。 2025年でカートカテゴリーを卒業し、来年2026年にフォーミュラにステップアップするため、僕にとって非常に大事な1年となります。 努力を重ね、ステップアップ後も世界の頂点とも言われるF1ドライバーを目指していきます。 今年も皆様の応援をよろしくお願いします