2025年6月14日-15日に開催されました、
【2025 AUTOBACS GPR KARTING SERIES 第3戦・第4戦 もてぎ大会】の大会レポートです。
OKクラス【全日本カート選手権 OK部門】
『第3戦:最終ラップに逆転し酒井龍太郎がOK部門初優勝!』
今回から手塚大雅(Zi-ViVre RT)が加わり18台のエントリーとなったOKクラス。タイムトライアルでは酒井龍太郎(ミツサダPWG RACING)がトップタイムをマーク。僅差で皆木駿輔(DragoCORSE)、三村壮太郎(K.SPEED WIN)のベテラン勢が続く。
22周の決勝、まずは酒井が好スタートでトップを周回。ジリジリと引き離すかに見えた。しかし、2番手の皆木がその差を削っていくと、8周目にはトップに浮上。以降は酒井を従えて周回を重ねるマッチレースとなる。
最終ラップ、先頭は皆木。要所要所はインを占め、酒井をブロック。しかし、ヘアピンへのアプローチでわずかにアウトに動いたところを、酒井が見逃さずに飛び込み逆転。そのまま皆木を従えてチェッカーを受け、OKクラス初優勝を飾った。
優勝ドライバー:酒井龍太郎(No.44 ミツサダPWG RACING)
「去年は同じグリッドから出てペナルティをもらったり、PPからスタートでもうまくいかないことが多かったので、最後にトップで戻ってこられたことは嬉しい。最後狙っていたけど、100%の自信はなく、五分五分だとは思っていました。次はもっと速さを見せて、勝てるように頑張ります。」
『第4戦:皆木が得意のもてぎで雪辱の優勝!』
第4戦のPPは第3戦でファステストラップを記録した皆木。2番手に酒井龍太郎が続く。26周と周回数も増えた第4戦決勝、まずは皆木がホールショットを奪い、2番手には中野駿太(Racing Square GEN)が浮上、酒井龍太郎が3番手に続く。しかし、その直後の3コーナーで中野と酒井龍太郎が接触し、酒井龍太郎はコースアウト、リタイアとなった。中野にも黒旗が出され失格となる。これで楽になったのが皆木。序盤から独走へと持ち込み、10周過ぎにはリードを6秒以上にまで広げる。2番手には三村が単独走行。3番手争いは佐藤佑月樹(YAMAHA MOTOR Formula Blue)を先頭とした集団で最後まで激しいバトルを見せる。
レースは皆木が逃げ切り雪辱の優勝、2位に三村、3位は激闘を制した佐藤が初表彰台を獲得した。
優勝ドライバー:皆木駿輔(No.34 DragoCORSE)
「第3戦の結果からいろいろ考えてこのレースに臨みました。スタートからトップを守れて、後ろも引き離せたいい展開でした。今回は鈴鹿と違いしっかりとポイントを持って帰れたので、シリーズ争いに向けても良かったと思います。」
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